ハイキュー!!メンバーの中でも成長が著しい選手の一人・月島蛍。彼がぐんっと成長したのは紛れもなく春高予選決勝の白鳥沢戦ではないでしょうか。
白鳥沢戦でのツッキーの活躍は目まぐるしく、一試合まるまる月島回なんじゃないかってくらい。
その試合の中で、ツッキーは怪我をしてしまいます。どういう流れで怪我をしたのか、その後どうなったのか。個人的感想も交えてまとめてみました!
月島の怪我は、原作20巻178話、アニメ3期7話。春高予選決勝、白鳥沢戦にて
春高全国大会出場をかけた、絶対王者・白鳥沢との試合中に月島が怪我をしてしまいます。
一進一退の激闘の末、ファイナルセットまで持ち込んだ烏野。
強豪校・白鳥沢相手の互角な試合を支えていたのは、ブロックの要の月島の活躍あってこそ。
5セットに及ぶ長い試合の間ずっと、白鳥沢の猛攻にブロックを飛び続け、ワンタッチをし続けていました。
そこに再び、白鳥沢のエース・牛若の強烈なスパイク!嫌な壁として存在し続けた月島ですが、まだまだ技術も体力も未熟。わずかにかすった牛若のボールにより、薬指と小指の間から出血が…。
継続して試合に出続けることはできず、残念ながら、一旦医務室に向かうことに。
コートを離れる時、珍しく日向に対して「ちゃんと時間稼いでよ!?」と声を荒げる月島。
悔しさを顕に、試合を離れたのでした。
普段、感情をあまり表に出さないツッキー。
けれど、怪我をする前に牛若のスパイクをドシャットしてめちゃくちゃ喜んだり、怪我で試合に出られなくなってすごく悔しがったり…この試合中はとにかく表情が豊か!
弟の途中退場を心配して駆け寄った兄に、いつものように軽口で返すものの、その表情は悔しさでいっぱい。
早く処置して早く試合に戻りたい…!
いつも斜に構えたツッキーの溢れ出ちゃう熱い想いにグッときます。
月島の想いを引き継いで士気をあげる烏野
月島がコートを離れた時、その表情に心を打たれていたのは読者だけではありません。
烏野の頼れるキャプテン・澤村も月島のこれまで見せたことのない姿に、ここで負けてたまるか!と再び気合を入れ直します。
月島の小学校からの幼馴染・山口もピンチサーバーとして、得点に一役買います。
インターハイ予選では緊張のあまり、ミスをしてしまった山口。
彼もまた、目立つ存在ではないけれど、しっかりと着実に練習を重ね、自信を培い、備えてきました。そして、この春高予選決勝という晴れの舞台で堂々たる活躍を見せます。
最初の頃はツッキーのバーターというか、陰に隠れている印象が強い山口くん。インターハイ終了後から少しずつ変化の片鱗が見え、今ではすっかり頼れる存在に!
少しおどおどしたような彼はもういなくて、幼馴染と一緒に戦う、カッコいい山口くんへと成長しましたね〜。
ツッキー復活!ラスト一点からの熾烈な戦い
ファイルセットは15点先取。
気を抜けばあっという間に終わってしまう。
それでも烏野は攻めの姿勢を崩しませんでした
澤村、山口だけでなく、メンバー全員で攻めて、繋いで、また攻めて…一進一退、息もつかせぬ緊張感のある試合展開が続きます。
先にマッチポイントにたどり着いたのは白鳥沢。15対14、あと一点とられたら終わり。
お互いに体力も限界を超えている中、それでも圧倒的なパワーの牛若を前に、烏野メンバーの心は折れかけます。
「下を向くんじゃねぇ〜!バレーは!常に上を向くスポーツだ!!」
繋心の言葉になんとか持ち堪える烏野。そこに月島が戻ってきます。
原作だと21巻183話、アニメだと3期9話ですね。
潔子さんが説明する前に、早口で繋心に現状を報告、問題ないから試合に出たいアピールをする月島。月島のこんな姿が見れるようになるなんて、と繋心も驚きます。
コートに戻った月島を、ヒーローみたいだな、と迎える田中はスルーして、いつも通り冷静にブロックの指示を出します。
テーピングでガチガチに固めたとは言え、痛みがなくなった訳ではない。
ブロックでボールが当たれば痛みが走る。
それでも戦いたい、そんな強い思いが今の月島にはありました。
「こんなの馬鹿じゃないの。日向じゃあるまいし。最後まで戦ってみたいなんて」
コートに戻ってすぐ、牛若のスパイクを受け、激痛を感じながら思うツッキー。
でも、その次の瞬間にはすぐに攻撃体勢に。
自分でも知らぬ間にすっかり、どっぷり、バレーにハマってますね〜!
ボールに異常なまでの集中をしている目が、ちょっと怖いくらいでドキドキしちゃいます♡
カッコ悪いわけないじゃん!バカなの!?
15ポイントマッチのファイルセット。
マッチポイントの取り合いで、気付けば白鳥沢 19 対 烏野 20にまでなっていました。
牛若の強烈な一発を繋ぎ、シンクロ攻撃で一発を狙う烏野。長いラリーの終止符を打ったのは、シンクロ攻撃に紛れた日向のスパイク。
大きな一匹の鷲に、粗野なカラスの群れが勝ったのです。
試合後、月島はひとり、トイレにいました。
繋心に今日のMVPは紛れもなくお前だ!と言われても、牛若のスパイクを5セットもあったのに1本しか止められなかった。圧倒的な力の前にほとんどひれ伏すしかなかった。悔しさが溢れ出ます。
そこに月島を探しにきた山口が。自分のことをカッコ悪いと言おうとする月島に、食い気味に言います。
「カッコ悪いわけないじゃん!バカなの!?いじけてる暇ないよ!全国、全国!!の、前に、表彰式!」
その言葉に、いつもの皮肉っぽい笑顔を浮かべる月島なのでした。
…もう、このふたりのやり取り、最高かよ…ってなりました!ツッキーのすごく悔しくて思い詰めた表情、からの山口くんに言われて驚いた顔、からのいつものニヒルな笑み!
山口くんもいつの間にかこんなに言うようになって…すごくいいよ〜応援したくなるよ〜〜。
このふたり、普段はツッキーが引っ張っているように見えて、肝心な時は山口くんがお尻を叩くんですよね。
烏野一年生コンビって言うと、日向・影山なイメージが強いけど、月島・山口もいい味出してます!
まとめ
・月島の怪我は、原作20巻178話、アニメ3期7話。春高予選決勝、白鳥沢戦にて
・月島離脱後もなんとか踏ん張る烏野メンバー
・ラスト一点のタイミングで戻ってくる月島。激闘の末、軍配は烏野に!
・活躍したのにカッコ悪いと自分を責める月島に山口の喝!そうしてやっと、普段の月島に戻るのでした
ツッキー大活躍の白鳥沢戦!
アニメ3期は、白鳥沢との試合のみを深く丁寧に描いているので、シーズンほとんど全部ツッキーの活躍回って感じになってます。
月島ファンは見どころ満載!ツッキーはそれほど…という方も、ツッキーの普段見れない熱い姿に今までと違う魅力を感じられるかも!?
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