ハイキュー!!は主人公・日向翔陽が所属する烏野高校を主軸に物語が進みます。
けれど、相対するライバル校たちも個性豊かで、それぞれのストーリーがあり、そこもハイキュー!!の魅力ひとつ。
今回は烏野と同県の強豪、青葉城西と伊達工業がぶつかった試合を見ていきたいと思います！
青葉城西 vs 伊達工業戦は、原作15巻126話〜128話、アニメ2期19話
青葉城西と伊達工業の試合は、春高予選で行われます。この試合で勝った方が烏野との準決勝に進むので、コート外には試合を終えた烏野メンバーの姿も。
大王様こと及川さんはじめ、3年生も含めたフルメンバーの青城。一方の伊達工は2年生の二口をキャプテンとした新しいチーム。 完成されたチームと発展途上チームのぶつかり合いです。
アニメでは、1話前の18話、冒頭部分で及川さんと二口くんが握手するシーンがあります。
その際、及川さんが「まあまあ、そんなに気張んないで。君らは来年だってあるんだし」と笑顔で言うと、それに対して真っ向勝負で「関係ねぇっす」と返す二口くん。
試合前から火蓋が切って落とされている…笑
及川さんも二口くんも、見た目は爽やかイケメンボーイなのに、少し性格に難ありで癖のあるキャラクターが魅力的ですよね。
そんな2人が真っ正面からぶつかり合って始まる試合…波乱の予感しかない！
伊達工セッターは1年生の新兵器、大型セッター・黄金川
ガタイの大きさとブロックの正確さで『鉄壁』と称される伊達工。
その伊達工に新しくメンバー入りしたのが190cmを超える長身の黄金川。1年生ながらセッターポジションを任されています。
見た目にはかなりインパクトのある布陣。けれど、まだまだ技術が伴わない黄金川はトスを高く上げすぎたり、バレバレのフェイントをしたりと足を引っ張ります。
チームメイトのみならず、相手校の青城や観戦している烏野がポカン…とする場面も。
それでも、黄金川の長身をいかしたプレイは観る者の目を惹きます。
伊達工ってみんな背も高いし、青根くんや監督さんのイメージが強くて、イカつい顔であんまり喋らない、ちょっと怖いイメージがあったんです。けど、黄金川くんが入ることによってコミカルさがプラスされたというか、ほんわかシーンが多くなった気がします。
わたしがこの試合中、一番好きなシーンは、黄金川くんがあげたトスが、高すぎてスパイカーを通り越し、ベンチの監督さんがキャッチするシーン。
ある意味、ナイストスだぞ！！
真面目すぎる黄金川に手を焼く二口先輩。思いがけないプレイに青城メンバーも翻弄
現状、ミスも多く、高さと真面目さだけが武器の黄金川。
二口が注意するも、元気よく返事はしますが、わかってるのかわかってないのか…二口も困惑気味です。
そんな二口の姿に、二口たちに手を焼かされた先輩方は「ざまあみろ」と笑います。
一方で、高さがあるからこそできる、高い打点から高い打点へのトスでのクイック攻撃、二口・青根と並ぶ３枚目の壁として及川のスパイクをドシャットするブロックなど、荒削りとはいえ周囲を驚かせる黄金川。
その能力に及川も「面白いじゃん」と段々と交戦的に。
二口、青根の安定したプレイと共に、最初のうちはミスの方が目立つ黄金川も少しずつ決まるようになり、試合の行方は亀甲。青城メンバーに火をつけていきます。
手のかかる後輩だった二口くんが、先輩らしく頑張っている姿がなんとも微笑ましい。
無口な青根くんも、言葉数は少ないですがアドバイスをしたり、精神面も成長中の伊達工2年生にも注目です。
1年坊主に負けるか！青城3年生の本気
青城がリードするも、一進一退の展開。
及川は鉄壁ブロックを避けるために、いつもよりネットから離れたトスを岩泉に上げます。
それに気付いた岩泉は「いつも通りでいい。俺に勝負させろ」と静かな闘志を及川にぶつけます。
青城のセットポイントに、必死に食らいつく伊達工。しかし、最後は黄金川の締めの甘いブロックを岩泉に真っ向から打ち抜かれ、力の差を見せつけられるように試合終了。
準決勝へ進むのは及川率いる青葉城西となりました。
試合終了後、もっと強くなる、と自分に言い聞かせるように宣言する黄金川。どんなパワーの奴でも、デカい奴でも止められるようになる、その言葉に青根は、「止めることが難しい相手が、大きくて強いとは限らない」と返します。その先には日向の姿が。
腕と腕の間、ど真ん中を打ち抜く岩泉さんのスパイクは、まさに1年と3年の格の違いを見せつける一撃！
黄金川くん、悔しかっただろうなあ…それでも、きっと、この悔しさをバネにもっともっと成長し、鉄壁の名に恥じない素晴らしい選手になるんだろうな、と感じる前向きな終わり方でした。
今回は叶いませんでしたが、試合後に青根くんが日向とすれ違い、心の中で再戦を誓う姿も印象的。
大きいが強い、とは限らない。
体格に恵まれている青根くんにそう言わせる日向は、この時すでに、小さな巨人への一歩を大きく踏み出していたのかもしれません。
まとめ
・青葉城西 vs 伊達工業戦は、原作15巻126話〜128話、アニメ2期19話
・伊達工の新兵器、大型セッター・黄金川。ミスも多いが、高さと真面目さを武器とし、試合をかき回す
・最後は伊達工・黄金川のブロックど真ん中を、青城・岩泉が打ち抜いて試合終了
烏野戦ではありまけんが、準決勝で烏野とあたるチームを決める重要な試合。
その割に、ほっこりシーン多めな気もしますが…笑
合間合間で入ってくる、伊達工3年生たちや烏野メンバーの会話も見どころ！
緩急ついた内容の濃い1話となっています。
そして、次はいよいよ烏野 vs 青葉城西戦。
インターハイ予選のリベンジなるか！？
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