先日、ハイキュー!!の日である、2020年8月4日に発売されたハイキュー!!第44巻「最強の敵」。
その中で、中学時代から天才と評された名セッター・影山飛雄の過去が明らかにされました。
週刊ジャンプ連載時には、掲載された日にTwitterでトレンド入りするほど話題になった影山過去回。
今回は、みんながざわついた影山の過去に注目していきたいと思います!
影山過去回は第387話!日向との再開で過去を思い出す
熱く戦った春高全国大会から数年後。
それぞれの道を歩み、プロとなった日向と影山は、カメイアリーナ仙台で開催される日本のバレートップリーグ、V.LEAGUEで再び顔を合わせます。今度は対戦相手として。
日向は、トライアウト実施チームでは一番強い、と言われる「MSBYブラックジャッカル」。影山は、3年連続優勝している強豪「シュヴァイデンアドラーズ」に所属。
両者、一歩も譲らない点の取り合いの末、第1セットは日向のファインプレーによって、ブラックジャッカルが先制。
その時、影山の脳裏には過去の記憶が蘇ります。
0歳の時からバレーボールを離さない!生粋のバレーボーラー
ママさんバレーの監督をやっていた祖父・一与と、9歳年上の姉・美羽の影響を受け、0歳の頃からバレーボールに触れていた飛雄。
自然な流れでバレーボールにハマり、リトルリーグでめきめきと才覚を発揮します。
幼少期の影山は、屈託無くてほんとうにかわいい…!の一言。
0歳でボールを抱きしめて離さないとか、どんだけバレー好きなの。笑
一番ボールに触れられるから、セッターがいい
幼い頃の一与との会話で、どのポジションがいい?と聞かれた飛雄は「一番いっぱいボールが触れるとこ」と答えます。
一与が一番ボールに触れるのはセッターだと教えると「じゃあセッター」と即答。
この時から影山のセッターへの道は始まったんですね。
バレーへの熱意と持ち前の能力、祖父の教えでどんどん強くなる飛雄。
中学では、尊敬する先輩・及川との出会いもあり、益々バレーにのめり込んでいきます。
一方、飛雄にバレーを教えた一与はこの頃から少しずつ体調を崩していきました。
ストイックさのあまり、チームメイトとの溝が深まる
影山の強さは才能だけでなく、誰よりも多い練習量で培われたもの。その練習に付き合ってくれる人はなかなかいません。
中学までは一与が、中学入学したての頃は及川が相手をしてくれましたが、及川卒業後、他のチームメイトはその練習量に、少しずつ影山から離れていきます。
徐々に孤立していく飛雄。
そんな折に一与が亡くなります。
未来の強い誰かに会うため、ひとり練習に打ち込む日々
ひとりぼっちになってしまった影山。
そんな彼を支えたのは、幼少期に祖父からもらった言葉でした。
リトルリーズで、ずば抜けた強さを発揮していた影山は、もっと試合を続けたいという理由で手を抜いたことがありました。
それを見た一与はこう言います。
「強くなれば絶っっっ対に、目の前にはもっと強い誰かが現れるから」
だから、手は抜いちゃいけない。
もっと強くなったら、もっともっと強い誰かとたくさん試合ができるよ、と。
その言葉を影山は素直に受け止めて、ひとりになっても、未来の強い誰かに会うため、練習をやめなかったのです。
少し怖いくらいのバレーへの情熱は、おじいちゃんの言葉から生まれた行動だったんですね〜成長と共に無愛想になっていくけれど、子どもの頃から変わっていない飛雄くんの素直さにキュンとしました。
あげたトスの先に誰もいない
チームメイトとの溝が深まっていく中で行われた中学時代最後の試合。
影山の傍若無人なプレイに、チームメイトの我慢も限界。あがったトスに誰も飛ばない、というあからさまな拒絶をします。
その様子に監督も影山をベンチに下げ、その後影山がコートに戻ることはありませんでした。
まだ俺はできる。もっと試合がしたい…!そんな悔しさを噛み締めながら、影山の中学時代は終わります。
「居るぞ!」
希望した白鳥沢学園への入学も敵わず、烏野に進学した影山。
そこで出会ったのは、中学の大会で顔を合わせた日向でした。
経験はないけど、光る才能を持つ日向。
入部のためにふたりはタッグを組み、戦うことになります。
入部をかけた練習試合。中学時代の苦い経験からトスを躊躇する影山。その葛藤を打ち破るかのように、日向は影山にトスを呼びます。
「居るぞ!」
トスをあげた先に誰かがいてくれる、そんな当たり前の安心感を日向は再び、影山にくれたのでした。
そこから、日向・影山コンビは切磋琢磨しながら成長し、同じチームとして戦った高校時代から数年の時を経て、今、ネット越しに向かいあっている。
葛藤を乗り越えた先で出会えた「最強の敵」
順風満帆ではなかった影山のバレーボール人生。
それでも、祖父・一与の言葉を信じて、真っ直ぐに突き進んできました。
全ては、もっと強い誰かと、たくさん試合をする為に。
苦しさをぶち破ってくれたかつてのチームメイト・日向が、自分とは違う場所でさらに強くなって今、目の前にいる。
影山にとって、こんなに楽しいことはないのではないでしょうか。
まとめ
・0歳の頃からバレーボール馬鹿だった影山
・祖父の支えが影山の基盤をつくった
・強さ故に孤立した中学時代
・それでも、祖父の言葉を信じて真っ直ぐ進んだ影山
・その先で出会った日向と、今、プロリーグという最高の舞台で戦えて、最高に楽しいはず!よかったね、飛雄!!
何でもできる、その裏にはいろいろな葛藤やたくさんの練習がある。
天才には天才たる所以があるんです。
影山飛雄がいかにして、最強のセッターに成長していったのか、がわかる影山過去回。
まるでドキュメンタリー番組のような濃い内容の1話です。残念ながら、まだアニメでの放送予定はわかりませんが…いつか放送されるのを楽しみに、今は漫画で是非チェックしてみてくださいね!
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